女子SP -まさか、まさか、まさか-

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一体この結果を誰が予想したでしょうか。
キム・ヨナを先頭に74点台をたたき出した3人が、三つ巴になりました。
ただその面子は、戦前に言われていたものとは違います。

リプニツカヤは好調な滑り出しに思えましたが、最後のフリップで転倒しました。ちょっと差の開いた5位スタートとなってしまいました。
そして浅田真央。トリプルアクセルがアンダーローテの転倒、フリップもアンダーローテ、ループはすっぽ抜けてダブルになりコンビネーションにならず。全てのジャンプが失敗となり、16位となってしまいました。特にコンビネーションジャンプが抜けてしまったのが致命傷でした。ただ、演技内容に反して出してもらえた全体4番目の演技構成点に救われてこの位置に留まれたとも言えます。演技直後はフリーに進めないと思いました。
見ていたこっちも何が起きたのか分かりませんでしたが、本人も同じだった模様です。嘆くことも出来ないほど呆然としていました。

ミスをしてしまったのは浅田だけでは無かったです。
村上は、フリップが抜けて1回転になった他にスピンが1つレベル1と取りこぼしてしまい15位。
鈴木は、冒頭のジャンプがダウングレードになり、セカンドジャンプを付けられませんでしたが、次をコンビネーションジャンプにすることでリカバリーして何とか8位に踏みとどまりました。
つまり、『最強メンバー』と言われた日本勢はフリーを一人も最終グループで滑ることは出来ないことになりました。村上、浅田が第2グループ、鈴木が第3グループとここ数年見たことの無い状況になってしまいました。
『オリンピックの魔物』は日本を集中的に狙ったような気さえします。

首位のキム・ヨナの勝負強さは素晴らしいと思います。
キム・ヨナは技術点で2位のソトニコワに、演技構成点で3位のコストナーに及びませんでした。もっと点差が開いて良いぐらいと思いましたが、バランスが一番良いということなのでしょうね。
勢いのあるソトニコワのカルメンと祈りを具現化したコストナーのアヴェ・マリアは、甲乙付けがたいほど素晴らしいものでした。この二人が1、2になるかとおもいました。
4位との差はやや開いているので、この3人で表彰台を分け合うことになるとは思いますが、問題は誰が真ん中でしょうか。全員ミスの無い状態だった場合に、どんな評価が下るのかものすごく楽しみです。

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この記事を書いた人

スポーツを観るのが好き
杜の都に棲息中
ベガサポでイーグルスファンで羽生結弦推し

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