羽生の意地と精神力の強さを見せつけられました。順位を落とせない状況かつ、足に負傷を抱えた状態で、ジャンプの構成を変えることなく、転倒なしで滑りきって見せました。終了後にリンクに倒れ込むほど、気力と体力を振り絞った演技は、ただすごいの一言です。日本の男子選手の中で、『一番の男前』とか『唯一の肉食系』と言われる、その真髄を見た気がします。本当に強い選手です。
結果、去年同様の怒濤の追い上げを見せて、日本選手最高位の4位にりました。
逆に高橋は気負いすぎたのか、ミスが相次いでフリーだけでは8位という残念な出来でした。総合で6位に踏みとどまったのは、他の選手にそれ以上のミスがあったからとしかいいようがないです。
無良は自己ベストを更新する良い演技で順位を3つ上げました。
結果的に日本選手全員入賞。表彰台こそ逃したものの、これはこれで良い結果だと思います。この大会の一番の目標である、ソチ五輪の出場枠も3確保しましたし。
優勝はチャンでしたが・・・。『地元開催で良かったね』といった感じです(^^;)
2回の4回転は綺麗決めましたが、その後はグダグダになりました。
SP同様会心の演技を見せたのは、デニス・テンでした。1つだけ、3回転が2回転になるミスがありましたけど、それが無ければ、あるいは会場がカナダでなければ、大穴な世界チャンピオンが誕生したと思います。
五輪出場枠を3つ取れたのは、日本とカナダだけです。2つがフランス、アメリカ、カザフスタン、スペインの4ヶ国。
あまり話題になりませんでしたが、五輪開催国のロシアが1という結果になりました。