世界選手権 男子フリー

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第3グループまで大暴れしていたマモノが、最終グループではややおとなしくなったと思っていたら・・・。
最終滑走でまた復活してきました。

プログラム → http://www.isuresults.com/results/season2021/wc2021/FSKMSINGLES———–FNL-000100–_JudgesDetailsperSkater.pdf

その前にネイサンが全てのジャンプを成功させる演技をして、高得点を出しました。
気前よく、世界最高得点を出すかとも思ったのですが、そこは少し自重したようです。得点は絶対評価であるというのは建前で、やはり滑走順が少し考慮されるのでしょう。

続く鍵山も全日本選手権の経験が活きたようで、ミスを最小限に抑える良い演技をして表彰台を確定させました。
後半のジャンプに2つステップアウトしただけです。
初出場でメダル獲得は羽生以来の快挙で、かつ銀は所謂『羽生越え』です。

そして最終滑走の羽生。
ミスの許されない状況でしたが、冒頭の4回転ループの着氷が乱れました。続くサルコウも同様に乱れました。
そしてトリプルアクセルが2本とも乱れてしまいました。
こうなると技術点は伸びません。
そして演技構成点。通常よりも低い点がつきました。
ミスがありましたが、転倒はしていません。ステップやスピンはレベルを4で揃えましたし、繋ぎもおろそかになった訳ではありません。
SPでは転倒したのに余り引き下げられなかった選手が複数います。そのことで世界中から疑問と非難が上がりました。それをうけて、方針転換したのかあるいは、疑惑を持たれているように特定の選手にだけ適用したのかは分かりません。しかし、結果的に一部の選手が倍の得をし、一部の選手が倍の損をすることになりました。
甘いなら甘い、厳しいなら厳しい。全員を同じ基準で判断してもらいたいです。

羽生は明らかに本調子ではありませんでしたが、表彰台に踏みとどまったところはさすがです。
初出場以来の銅メダルです。
8回出場で7回メダル獲得です。戦後の男子では2人目の快挙だそうです。台乗りを逃した1回も4位ですから、とんでもない成績です。

宇野は久しぶりにコンビネーションを3回入れることができました。
こちらもミスは最小限で、順位を上げました。

日本勢は2、3、4位フィニッシュです。
どの2人を組み合わせても13以下で、文句なしの3枠獲得となりました。
他にアメリカ、ロシアが3枠の権利を獲得しましたが、アメリカはヴィンセント・ジョウがSP落ちをしたこと、ロシアは元々2人出場だったため、この大会では2枠だけの確定となります。
2枠を目指していた国ではカナダ、イタリア、韓国、フランスがミッションを成功させましたが、開催国である中国は1枠止まりになってしまいました。
イタリア以外は1人出場なので、確定出来たのは1枠だけです。
アメリカ、ロシア、カナダ、韓国、フランスが最終予選に出てくるわけです。今大会で23枠までしか確定出来なかったので、最終予選は7枠になったとはいえすごい戦いになりそうです。

日本はペアとアイスダンスもオリンピック出場枠を確定させています。最終予選なしで全カテゴリーの出場を決められたのは、開催国枠があった長野五輪を除いて初めてではないでしょうか。
正確には、ペアの2枠目を最終予選で獲得する権利がありますが、現状シニアペアは三浦・木原組しかいないので派遣なしになる可能性が高いです。

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この記事を書いた人

スポーツを観るのが好き
杜の都に棲息中
ベガサポでイーグルスファンで羽生結弦推し

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