プロトコル → http://www.isuresults.com/results/season1718/owg2018/OWG2018_MenSingleSkating_SP_Scores.pdf
あまりにも鮮やかな『王の帰還』でした。
羽生は4ヶ月ぶりの試合とは思えない圧巻の演技でした。最後のスピンがレベル3になってしまいましたが、それとても出来栄えは大きく加点されていました。トリプルアクセルとステップは満点です。素晴らしい以外の言葉は出ません。
世界最高得点とはいきませんでしたが、歴代2位の高得点でした。
111.68という点数が表示された時点で、SPをトップで折り返すことが分かりました。
これまでの試合傾向から言ってフェルナンデスは110点に近い点数を出せますが超えることは無いです。それ以外の選手は105点を超えなません。実際羽生の他に3人が100点超えを果たしましたが、この通りになりました。
ただ、マモノはしっかりと潜んでいたようです。
パトリック・チャンがトリプルアクセルでミスするのは想定内ではありましたが、ネイサン・チェンが全てのジャンプを失敗して17位に沈むとは思いもよらなかったです。ただ点数としてはこれでも甘めです。SP落ちするレベルの技術点でした。
逆にアリエフが4回転ルッツとトウループを決めてパーソナルベストを大きく更新し、100点倶楽部のメンバー入り目前まできました。オリンピックという舞台を考えたら、出しても良かったと思いますけどね。
採点傾向は一部例外もありますが、回転不足に甘めで出来栄えと演技構成点が若干渋めといった感じです。この『一部例外』がないようにしてもらいのですが・・・。
全体的にレベルが高かったです。フリー進出ラインが74.73点。80点取っても第1グループという過酷さです。ただ90点オーバーは最終グループの6人だけです。80点台がぞろぞろいます。この辺りの順位変動は大きそうです。