全日本選手権 男子フリー

当ページのリンクには広告が含まれています。

プロトコル → http://www.jsfresults.com/National/2017-2018/fs_j/nationalsenior/data0105.pdf

『第3の男』を巡る戦いもシビアでした。
一発逆転を狙った友野や村上は、2つの4回転が抜けるミスをしてしまい、目標を達成できませんでした。
無良は、4回転をひとつ回避して完成度勝負に出ました。終盤にミスがあったものの全体にまとめた良い演技でした。何よりスピンでレベル4を獲得できたことには驚きました。間違いなく今シーズン一番の良演技でした。
対する田中は4回転1つとトリプルアクセル1つがコンビネーションに出来ず、さらにリカバリもしなかったため点数を大きく失いましたが、4回転を3つ回転不足なしで着氷しました。
守りの無良と攻めの田中は田中に軍配が上がりました。演技のまとまりやミスの少なさは無良の方が上でしたが、やはり基礎点の差は大きかったです。
見応えがあったのはここまででした。
最終滑走の宇野がフリーでも1位となりましたが、また『勝って当然の試合』でグダグダになりました。ダブルアクセル+4回転トウループという摩訶不思議なコンビネーションジャンプを組み入れたり、自らグダグダになりにいったようにも思います。

代表選考とは無縁の位置にも良演技はありました。
13歳の佐藤駿がトリプルアクセル2本入れたことに驚きましたし、難度は落としましたがほぼクリーンな演技をした日野も良かったです。
ジュニアの須本もクリーンな演技で、6位まで順位を上げました。
何度テレビの前で『ブラボー』と叫んだことか。
そして、最高の演技は山本でした。3回転ループ以下しかないジャンプ構成です。多分予定構成としては、出場選手中一番低いと思われます。ただ、そんなことは全く気にならない素晴らしく完成された演技でした。怪我する前の状態に必ず戻る、そしてそれ以上の事が出来ることになる。それを確信させてくれる演技でもありました。

今年のフジテレビの中継は満点に近いものでした。
バージョンアップされたTESカウンターはより分かりやすかったです。煽りVTR少なめも良いです。最大のポイントはBS、CSも使って全選手を生中継したことです。素晴らしい英断だと思います。やはりスポーツ中継は生が一番です。
減点ポイントは女子SPの前半がCSでしか放送されなかったことと、とんちんかんな事ばかりを噛みまくりながら言うナビゲーターをまだ使っていることです。特にナビゲーターなる存在はそれが誰であっても不要です。この辺りの改善を是非ともお願いしたいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

スポーツを観るのが好き
杜の都に棲息中
ベガサポでイーグルスファンで羽生結弦推し

目次