北京五輪男子FS

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羽生は4回転アクセルに挑戦しましたが、アンダーローテーションで転倒となり成功には至りませんでした。
但しISU公認大会における『初めての4回転アクセル』と認定されました。

連続写真やスロー動画をみると回りきっているように見えます。悪くても1/4足りないqマークに見えます。
転倒しているので失敗には違いないですが、アンダーローテーションとqでは基礎点が変わります。
他の人だったら、フルローテと判定されたかもしれません。

続く4回転サルコウも転倒しました。
正直これは痛かったです。
前日の公式練習の時の転倒で足を痛めていたその影響が出たかと思います。
ただ、その後は圧巻でした。
とても素晴らしい演技だったと思います。
点数には反映されませんでしたけど……。
GOEもPCSも渋かったです。

後続の選手たちもミスが出て4位まで順位を上げることが出来ました。
フリーで188点は羽生比では低いものですが、この点数を出せる人はそう多くありません。
4位までは想定内ですが、そこから先は気前よく点数をもらえる人たちが揃っていましたので、この点数では厳しいものがありました。
一人は気前よくもらっても羽生以下の点数でしたが、ショートの差で上に行かれました。

メダリストはショートの順位通りとなりました。

羽生は、金メダルと4回転アクセルの成功という二兎を追って一兎をも得ることが出来なかったということになります。
ただ、金メダルの方に重きを置くならば、4回転アクセルではなくループで充分でした。少なくとも前日に足を痛めた4回転アクセルを外したでしょう。
ミスする可能性が高くても、怪我をした状態であっても4回転アクセルを外さなかったのは、こちらの方が大事だったということです。
言葉では、どちらもイコールと言っていましたが、行動は4回転アクセルに重きを置いていました。

3回目のオリンピックで、初めてメダルなしに終わりました。
オリンピックどころか2014年のNHK杯以来の4位です。
しかし不運なアクシデントや怪我もあって4位は素晴らしい成績だと思います。
何より羽生自身の矜持を見せてもらいました。

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この記事を書いた人

スポーツを観るのが好き
杜の都に棲息中
ベガサポでイーグルスファンで羽生結弦推し

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