ペアSP
りくりゅうが出場を辞退したことで1組だけの出場になりました。
ただ、それが逆にプレッシャーになったのかもしれません。
デススパイラルで、支える男性が転倒してしまい要素を完遂することが出来ずノーバリューとなってしまいました。
もったいなかったです。
男子シングルSP
2日目のメインイベントです。
ただただ、羽生結弦がすごかった。この一言に尽きます。
他の選手とは点数以上の差がありました。
初公開の序奏とロンド・カプリチオーソは、競技ではなく至高の芸術といってもいい作品、名作です。
ただ、競技の場で披露された以上は点数がつくわけです。『非公認ながら今季世界最高』とか『自己ベストに迫る高得点』とか各メディアが声高に言ってますが、演技構成点で49点が出た割には、点数が低いです。
全ての要素でプラス評価でしたが、ジャンプへの加点が渋めだったのがその原因です。ちょっとつまり気味だったコンビネーションジャンプはともかくとして、あの4回転サルコウやトリプルアクセルに満点を付けないなら、どんなジャンプなら満点になるのでしょう。
逆に満点だったのは、ステップシーケンスとコンビネーションスピン、そして演技構成点の『曲の解釈』。ここに実況が触れないのも変ですね。特にステップシーケンスについては以前から絶対に触れないです。この辺りには、おとなの事情が見え隠れします。
台風の目になるかもと思われた佐藤駿がミスしてしまって、点が伸びなかったこともあり、2、3位には予想された面子が並びました。
こちらには、いつものように気前が良かったです。
ただ宇野は見た目ノーミスでもうちょっと点が出るかと思いました。その分鍵山に気前よくいった感じです。特に豪快な転倒があった演技の演技構成点は気前が良かったです。
羽生以外で印象に強く残ったのが、1番滑走でノーミスし巨大な漬物石になった結果、フリーの最終グループ入りをした三浦佳生と山本草太です。
どちらも良い演技でした。
特に三浦は、第3グループで滑れていたらもっと点数が出たと思います。フリーでは彼が台風の目になるかもしれません。ジュニアからの推薦枠で出場していますが、今年のNHK杯に出場していてシニアのミニマムはクリアしています。つまりオリンピックの出場資格は持っている、ということです。
全体にテクニカルは甘めでした。但し、女子よりはマシでした。