世界選手権 女子フリー

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SPから順位が変動するとは思っていました。
トゥルソワがまくってくることも、シェルバコワが優勝することも予想の範疇でしたが、ここまで荒れるとは……。

プロトコル → http://www.isuresults.com/results/season2021/wc2021/FSKWSINGLES———–FNL-000100–_JudgesDetailsperSkater.pdf

金シェルバコワ、銀トゥクタミシェワ、銅トゥルソワとロシア勢で表彰台独占という結果になりました。

トゥルソワは転倒2回にダウングレード、アンダーローテ、エッジのアテンションと沢山マークがつきましたが、4回転5本の基礎点はさすがに効きます。
さらにジャンプを跳ぶことに注力した何も演じていない演技に対して、演技構成点が気前よくついたお掛けでフリー1位の得点をたたき出し、表彰台までたどり着きました。

トゥクタミシェワも転倒はありましたが、良く踏みとどまった印象です。
選手の入れ替わりの激しいロシアで、6年ぶりに代表になったことだけですごいことなのに、メダルを掴むとは本当に素晴らしい。本人もキスクラで感極まっていましたが、無理もありません。

シェルバコワは冒頭に跳んだ4回転フリップが転倒となると、後は構成を下げて確実にまとめました。
終盤はかなり疲れていてレベルは取りこぼしていましたけど、GOEはそこそこつきました。

シェルバコワが安全策を取れたのも直前に滑った紀平が盛大に自爆してしまったからです。
体調面で不安があったようで、4回転サルコウとトリプルアクセル1本を回避しました。しかしこの安全策が裏目に出てしまいました。
全体的にバタバタした感じの演技でした。その上、転倒などもあって、点が伸びませんでした。フリー9位で、7位まで順位を下げてしまいました。

坂本はルッツのエッジエラーとコンビネーションのオーバーターン以外、しっかりとまとめましたが、GOEも演技構成点も渋かったです。
ロシア勢よりよほどちゃんとした『演技』だったのですが……。
坂本は点数が出た時点で3位。まさかそんな彼女が日本勢トップとなるとは思いませんでした。最終的にはSPと同じ6位となりました。

残る宮原は、ステップでの得点が全体の1位でした。
しかし2転倒に2抜けではいかんともしがたく……。
19位と順位を落とす結果となってしまいました。

坂本6位、紀平7位で足して13。ギリギリですが、日本としては最大の目標であるオリンピックの3枠は獲得できました。
この点は本当に良かったと思います。

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この記事を書いた人

スポーツを観るのが好き
杜の都に棲息中
ベガサポでイーグルスファンで羽生結弦推し

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