世界選手権 女子SP

当ページのリンクには広告が含まれています。

今シーズン最初で最後の国際チャンピオンシップが始まりました。
バブルシステムを採用しているとはいえ、そのルールを遵守するつもりの見えない国々が入っていますし、ルール違反に対する取り締まりを行うつもりの見えない主催者なので心配はつきません。
しかしそれでも始まってしまえば、中継をみますし、応援もします。

試合は無観客で行われていますが、マモノはしっかりと入り込んでいるようです。
大なり小なりミスする選手が多かったです。結果がここまで荒れるとは思いませんでした。
ジャッジの傾向としては、ステップのレベル判定は厳しかったです。
しかし、それ以外の回転不足やエッジ判定、GOEや演技構成点の出方は、選手によってまちまちでした。この影響は少なくないです。

プロトコル → http://www.isuresults.com/results/season2021/wc2021/FSKWSINGLES———–QUAL000100–_JudgesDetailsperSkater.pdf

トップに立ったのは、下馬評でも最有力のシェルバコワでした。確かにノーミスの素晴らしい演技ではありましたが、それ以上に気前よく点数が出ていました。トリプルアクセルなしで80点オーバーです。

最終滑走の紀平はトリプルアクセルを含むジャンプを全て決めて、シェルバコワの上に出ると思ったのですが、トリプルアクセルとコンビネーションで軽微な回転不足(qマーク)がついて、GOEが引き下げられ、技術点が速報から4点下がりました。確かに微妙な回転ではありましたが、他の選手と同じ基準だったかといえば『そう』とは言えないと思います。
80点に届かず2位スタートとなりました。

日本勢の先陣を切った坂本も点数がちょっと伸びませんでした。
確かに着氷が危なかったジャンプもありましたし、スピードも全日本選手権の時に比べたら慎重になっていたように思います。それが演技構成点にも影響したのかもしれません。
6位スタートですが、もうちょっと5位よりの点数になるかと思いました。

そして宮原はマモノにつかまってしまいました。
ルッツで転倒、ループでリカバリーしようとしましたがセカンドジャンプにシングルしか付けられず規定違反でGOEは強制的に-5です。
3つのジャンプの内2つを失敗したので、SP落ちもありえましたが、スピン、ステップを高いGOEもらえる内容かつレベル4で揃えたことで16位に留まりました。
オリンピックの枠を世界選手権だけで3枠取るためには、3人で出場し全員がフリーに進むことが第1条件としてあります。実際の枠数は上位2人の合計順位で決まりますが、この前提条件を実況も解説も言及していないのが気になります。
ともあれ、宮原はフリーに進出したことで枠取りに対して貢献をしたことになります。
後はフリーで何処まで順位を上げられるかです。

同じくマモノにつかまってしまい、12位と出遅れたトゥルソワですが、複数の4回転持ちですからフリーで巻き返し表彰台圏内に入ってきてもおかしくありません。
最終結果はSP順位から大きく変わるかと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

スポーツを観るのが好き
杜の都に棲息中
ベガサポでイーグルスファンで羽生結弦推し

目次