10月から12月といえばグランプリシリーズと重なりますし、1シーズンに2度世界選手権をやるなど元々無理だと思っていました。
新型コロナウイルスの終息も見えない状況です。
ようやく諦めてくれたかというのが正直な所です。
もっとも試合そのものではなくて、今年突如として行う事になった『アワード』の方をやりたいだけだったかもしれません。これの取り扱いについては、来シーズンの日程等と共に今月末に話し合うようですし(^^;)
シーズンの区切りは6月末ですが、試合は終わりという事になります。
一番大きなポイントを稼げる試合がなくなった訳ですが、その次の格の試合であるヨーロッパ選手権と四大陸選手権は終了しています。つまり、試合数の地域格差はありません。
ということで、シーズンは成立し、獲得ポイントはそのままになると思います。
所謂『有力選手』の中で世界選手権だけに出場する予定だった選手は、シーズンランキングが上がらなかったり、世界ランキングが下がったりします。
このことに文句が出そうですが、グランプリシリーズ以外の試合へのエントリーは、各選手及び所属するスケート連盟の判断です。これまでも試合に出られなかった選手が、ランキングを落とす事がありました。試合そのものがなくなったというイレギュラーなことではありますが、ランキング自体はいつも通りに計算されるだけなので、落ちる事に文句を言うのはお門違いかと思います。
逆に世界選手権がなくなった事で問題になるのは、世界選手権のメダリスト及び6位までにシードを与えているグランプリシリーズのアサインの方です。
誰をシードにするのか、はたまた全員ノーシードで割り振るか……。
この判断にランキングを使うと揉めそうです。
一番無難なのは、グランプリファイナル、ヨーロッパ選手権、四大陸選手権の覇者を第1シードにする事でしょうか。都合良くネイサン、アリエフ、羽生と面子がばらけていますし。
もっとも新シーズンに試合が出来る状態になるかどうか。それが一番問題です。