エリザベータ・トゥクタミシェワが本当に素晴らしい演技をしました。
トリプルアクセルを含む全てのジャンプを成功しました。のりにのって観客を煽りまくりで会場を一体にしました。
世界選手権に出られなかった失意は相当なものだっただろうに、よく最高の状態をこの大会に合わせて来ました。
当然のようにパーソナルベストを更新しました。それも150点超えを果たしました。世界選手権でも銀メダル取れていた点数です。本当に凄いです。
そしてもう一人。ブレイディ・テネルも150点に乗せました。こちらも気合いの入った良い演技でした。
対する日本勢。
坂本は最初のジャンプがコンビネーションに出来ませんでした。が、次のジャンプでリカバリーしました。結果的に予定と同じ基礎点のジャンプを跳びました。
転倒などはありませんでした、いつもよりGOEが稼げなかったり、ステップがレベル3だったりと小さい取りこぼしがありました。それでもわずかとはいえパーソナルベストを更新しました。しかもSPに続いて演技構成点は全選手中トップでした。予定通りのノーミス演技が出来れば150点超えもあったと思います。
紀平は最初のトリプルアクセルで転倒。しかもアンダーローテーションを取られました。さらにルッツコンボでも転倒しました。こちらもアンダーローテーションです。今大会の感じからして取られないと思ったのに(^^;)
2度も転倒してしまうとさすがに点数は出ません。とはいっても138点出るのだからすごいです。
2人とも昨日出した『あとは任せろ』が逆にプレッシャーになったのかもしれません(^^;)
ペアの三浦・市橋組は6位です。パーソナルベストは出したものの他の5ヶ国との差は歴然でした。
テネルの点数が出た時点、つまり日本勢が滑る前にアメリカの優勝が確定しました。
その後にSP上位3人が滑りました。トゥクタミシェワ1位、坂本3位、紀平5位という結果で、何とか日本は銀メダルを獲得しました。
ロシアとの差は2ポイントです。本当に『辛うじて』の2位をキープしたわけです。
ちなみに各カテゴリー1組の五輪仕様で計算すると4位らしいです(^^;)