プロトコル → http://www.isuresults.com/results/season1819/wc2019/data0203.pdf
若干甘めで気前の良い審判団に良演技が重なって、パーソナルベスト更新者が続出しました。
特に最後の2グループは熾烈な戦いになりました。
ちょっとのミスが命取りとなり、フリーの最終グループ入りとなるトップ6は意外な面子になりました。
トップに立ったのはザギトワです。最終滑走ですごい演技をみせました。
レビューのかかったコンビネーションが認められたら世界最高得点更新する、と思ったのですが・・・(^^;) そこにはちょっと届きませんでした。しかし、82点をたたき出したのはお見事でした。
2位には坂本花織です。ジャンプの大きさと流れのスムーズさはザギトワを凌駕していたと思います。全選手中一番でした。演技構成点が35点近く出て、76.86というビッグスコアをマークしました。この点数はパーソナルベストとしては紀平、ザギトワに次ぐ3位のスコアになります。本当に素晴らしい演技でした。
3位にトゥルシンバエワ。全ての要素を加点付きで決めて75点超えを果たしました。
4位メドベデワ。コンビネーションでアンダーローテーションを取られましたが、それでもこの位置です。演技構成点はザギトワに次ぐ高さでした。シーズン前半の不振からよくここまで持ってきたと思います。
5位イム・ウンス、6位マライア・ベルと下馬評にはあまり挙がっていなかった選手たちがパーソナルベストを出してこの位置に付けてきました。
日本勢はSPの最終グループには3人揃っていたのに、フリーでは坂本だけになってしまいました。さすがにこの事態は予想外です(^^;)
紀平はトリプルアクセルがシングルになってしまうという痛恨のミスがありました。無効要素で0点は本当に痛いです。その後を立て直して70点を出せるのは素晴らしい事ですが、今日の試合の流れの中では厳しい結果になってしまいました。7位スタートです。
宮原はコンビネーションがアンダーローテーションの判定でした。ファーストのルッツも危ない感じがしましたがこちらはセーフでした。ただ全体的にいつもより演技が小さかったように思います。その所為もあってか今ひとつ点数が伸びませんでした。8位です。
四大陸選手権の時もそうだったようにフリーが終わった時の順位は大きく変わると思います。
特にまた紀平が追い上げてくるでしょう。ただザギトワとは11点強の差があります。さすがにこれをかわすのは自力では厳しすぎますが表彰台は十分狙えます。
坂本は四大陸選手権の時のことを反面教師にしてこの順位をキープして欲しいです。