女子フリー
プロトコル → http://www.isuresults.com/results/season1819/gpfin2018/gpfin2018_Ladies_FS_Scores.pdf
ザギトワはやはり強かったです。完璧な演技とはいかなかったものの実力は見せつけました。
それに匹敵するというか、それ以上のインパクトだったのが坂本でした。ショートプログラムの大出遅れで心が折れたとしてもおかしくないのに、1日でしっかり立て直しました。パーソナルベストに近い点数をたたき出して3位まで順位を上げました。しかも2位との差はわずか0.1ほどです。コレオシーケンスでブレード掴み損ねなかったら、程度のことで変わる点差です。ファイナル進出を考えた際には、順位に影響したこの差が響くかもしれません。ただ、坂本は置かれた状況下で最大限出来ることをやりました。
白岩と本郷はアンダーローテーションを複数取られたことで点が伸びませんでした。白岩4位、本郷10位です。どちらもこの試合のみのエントリーなのでグランプリシリーズは終了となります。空きが出れば2戦目が回ってくる事もありますが、日本女子は国としての最大枠18を使い切っているので、この2人に2戦目が回ってきた時は別の日本女子が棄権した時ということに・・・。
男子フリー
プロトコル → http://www.isuresults.com/results/season1819/gpfin2018/gpfin2018_Men_FS_Scores.pdf
男子は羽生がこれまた異次元の強さを見せました。
アンダーローテーションやGOEマイナスがありましたが、予定したジャンプを予定通りに全部着氷しました。
世界初の4回転トーループ+トリプルアクセルのハイリスク・ローリターンのシーケンスも成功です。但しGOEマイナスだったので本人的には成功の範疇に含めていないようです(^^;)
そして当然のようにフリー、合計の世界最高得点を更新しての圧勝しました。『絶対に転ばない』と強い意志の感じられる気迫のこもった演技でした。
『グランプリシリーズ初戦は勝ったことが無い』と『フィンランドでの試合は負けたことがない』という盾と矛のジンクスは、ポジティブジンクスの勝ちです。
コリヤダ2転倒、ボーヤン・ジン3転倒と上位に来て然るべき選手が表彰台を逃した一方、この試合が2戦目となるミハル・ブレジナとチャ・ジュンファンが1転倒で留まって表彰台を確保しました。奇しくも両者とも1戦目と同じメダルをゲットしました。ブレジナはポイント26でファイナル進出が濃厚になりました。
田中は、4回転サルコウが転倒、トーループとトリプルアクセルが抜けました。得点の高いジャンプを失敗したことで技術点が寂しい事に・・・。8位と順位を落としてしまいました。