女子SP
プロトコル → http://www.isuresults.com/results/season1819/gpfin2018/gpfin2018_Ladies_SP_Scores.pdf
中々の自爆大会でした。
とても印象的で可愛いプログラムを滑り、1番クリーンな出来に見えた白岩もスピン、ステップのレベル取りこぼしとルッツのアテンションがありました。それでもパーソナルベストを更新して2位発進です。
同じくクリーンな出来に見えた本郷はレベル取りこぼしに加えて、トリプルジャンプが全部アンダーローテーションの判定を受けました。転倒もあって点が伸びず最下位となってしまいました。
首位はザギトワです。順当になったのは結果オーライでした。コンビネーションのセカンドがシングルになるという大きなミスをして70点を超えることが出来ませんでした。
ザギトワを上回る点数を2週間前に出したばかりの坂本は、ザギトワの直後だったこともあって『チャンス』が逆に作用してしまったのかもしれません。何と2度転倒して7位と第2グループに入れない結果になってしまいました。リカバリーでトライしたコンビネーションをダブルにして置けば・・・。攻めた結果が裏目に出てしまいました。
ただ、点数は2位の白岩まで6.5点ほどですから、まだ充分表彰台を狙えます。
2位以下は順位の変動が大きそうです。
男子SP
プロトコル → http://www.isuresults.com/results/season1819/gpfin2018/gpfin2018_Men_SP_Scores.pdf
女子が自爆大会だと男子は神大会・・・にはなりませんでした(^^;)
スピンやステップのレベル取りこぼしは女子より少なかったです。が、やはりジャンプの難度が上がればそれだけリスキーです。
そんな中首位に立ったのは、羽生でした。斜めになったトリプルアクセルをちゃんと着氷してツイズルに繋げてみたり、オーバーターンしたコンビネーションにアドリブで振付入れてみたり・・・。さりげない超絶技巧を見せました。オータムクラシックで取りこぼしまくったスピンは全てレベル4です。その代わりステップがレベル3でしたが、ただ一人100点台をマークしました。まだまだ伸びしろのある状態でリセットされた世界最高得点をマークしました。
その羽生以上に神ったのはミハル・ブレジナでした。キャリア最高の演技だったと思います。全てのジャンプをクリーンに降りて、淀みないスケーティングを見せてくれました。本当に素晴らしい演技でした。自身初めて90点台を出しての2位スタートです。
3位はボーヤン・ジン。得意の4回転ルッツのコンビネーションでミスしてしまったのが痛かったです。ただ、これまで以上に『かっこいい』プログラムでこの先がとても楽しみです。
田中は4回転サルコウがアンダーローテーションの転倒で点を伸ばせず7位スタートとなりました。