プロトコル → http://www.isuresults.com/results/season1718/wc2018/wc2018_Men_FS_Scores.pdf
史上最大級の大自爆大会となってしまいました。
第3グループまでは良演技の方が多い神大会の様相だったのですが、最終グループの5人が大会の印象を真逆な方向に振りました。
何せ5人で転倒14、アンダーローテーション10、ダウングレード1、繰り返し違反3、エッジエラー2という散々な内容でした。これにステップやスピンのレベル取りこぼしが加わって、2人ほど2桁順位まで転がり去って行きました。1人は何とか入賞圏ギリギリで留まり、2人が何とかメダルを手にしました。
場所を問わず見ている人が『4回転なんか跳ばなくて良いから、転倒だけはしないで』という空気になりました(^^;)
4回転を取れなくても勝てる状況の中で登場した大トリのネイサン・チェン。
6回の4回転を組み込んで全てを着氷しました。さすがにステップアウトしたものは例外ですが、基本的にGOEをドンと上乗せ、回転不足やレベル判定は甘め、転倒なしで終わったから演技構成点もドンと上乗せの大盤振る舞いで、歴代3位、パーソナルベストとしては2位のハイスコアで初優勝をしました。
2位と約50点差は世界選手権史上最大です(^^;)
大会自体を救ったのはネイサンでしたが、日本を救ったのは友野でした。
SPに続いてパーソナルベストを大きく更新しました。
全てのジャンプを降りただけではなく、溌剌とした演技で会場中を魅了しました。
後続の構成の弱い人や自爆勢にどんどん順位が押し上げられていき、最終的にたどり着いたのは5位です。
来年の出場枠3を獲得する原動力になっただけではなく、来季のグランプリシリーズのシード権とフリーのスモールメダル(3位)を手に入れました。
間違いなくフリーのMVPです。
素晴らしい世界選手権デビューでした。