全日本選手権 女子フリー

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プロトコル → http://www.jsfresults.com/National/2017-2018/fs_j/nationalsenior/data0205.pdf

やはりオリンピック代表争いは熾烈なものになりました。
滑走順が上手いこと第3グループの5番に白岩、6番に三原と代表候補7人に紀平が加わった8人が連続しました。そして白岩の所から空気がはっきりと変わりました。
その空気をさらに緊迫したものに代えたのが三原でした。さすがのフリー番長は圧巻の演技でした。つくづくSPの出遅れが悔やまれます。
今日のマモノはループとサルコウが好物のようで第1グループからこれらをミスする人が多かったです。そのマモノに捕まってしまったのが樋口でした。今シーズン何度かサルコウが抜けることがありましたが、今回も抜けてしまいました。その後は崩れることなくまとめましたが、追い上げる立場でミスをしたのは痛かったです。
年齢制限でオリンピックに出られない紀平は、まさに台風の目になりました。コンビネーションジャンプを含む2本のトリプルアクセルを加点付きで決めました。唯一ミスしたのがやはりループです(^^;)
本田は2つの抜け、本郷は2つ転倒と追い上げが出来ませんでした。

宮原はジャンプこそ回転が怪しいものがありましたが、それ以外は圧巻でした。SPと比べても滑りの勢いと気迫が違っていました。
坂本はSP首位での最終滑走というプレッシャーに打ち勝ちました。ただ、ほぼミスのない出来ではありましたが、GOEがそれほど付かなかったことと、演技構成点の差で宮原に逆転されてしまいました。それでも2位に踏みとどまったのは大きいです。

結果、宮原が4連覇を果たしオリンピック代表に内定しました。
2位坂本、3位紀平、4位樋口、5位三原、6位本郷、7位本田、8位白岩で、残念ながら三原、本田、白岩は選考基準を満たすことが出来ず代表選考から脱落しました。
本郷も対象にはなっていますが、今大会の上位を押しのける材料はありません。
坂本か樋口か。
選考基準は樋口が1つ多く満たしています。シーズンベストも樋口が上です。ただ、この大会で表彰台を逃したのはマイナスが大きいと思います。
さらに選考基準には入っていないですが大舞台での『勝負強さ』は坂本の方が上の様な気がします。
どちらにせよ揉める選考となりそうですが、上り調子で勢いがありメンタルの強さを持った坂本が良いように思います。

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この記事を書いた人

スポーツを観るのが好き
杜の都に棲息中
ベガサポでイーグルスファンで羽生結弦推し

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