実に見応えのある勝負でした。
SPで大きなミスをしたコフトゥンやボーヤン・ジンが巻き返しを図り、順位は落としたもののナム・ニューエンが昨シーズンの不調を払拭する演技をみせました。
アダム・リッポンのプログラムは手の動きが印象的でした。
そんな好勝負を制したのは、宇野でした。2本目のトリプルアクセルで転倒してノーミスとはなりませんでしたが、首位をキープしました。
その宇野の演技の印象を吹き飛ばしてくれたのが、ジェイソン・ブラウンでした。彼が最終滑走だったのは、他の選手にとっても観客にとっても幸いだったと思います。ミスはありましたけど、そんなことは全く気にならなかったです。とても良いものを見せて貰いました。4回転1本という構成の弱さはあっても、宇野より高い演技構成点が出ても良かったとも思います。ちなみに技術点は92点でした。今回取りこぼしたところを埋めて、さらに磨きをかけていったら、この構成で技術点100点も有り得るかもしれません。