MGC

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東京五輪のマラソン代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップは、一発勝負ならでは面白さと怖さが出たレースとなりました。
男子はTBS、女子はNHKで生中継し、両局で同じ映像を流すこともありました。沿道も観客が一杯で中々の盛り上がりでした。

先にスタートした男子は、最初から設楽悠太が飛び出しました。どんどん後続を置き去りにして一時は2分以上の差をつける独走状態を築いていましたが、30キロ過ぎに失速し37キロ付近で逆転されてしまいました。最終的には14位と惨敗と評される結果になりました。
飛ばす設楽を放っておいて、人数を増やしたり減らしたりしながら勝負に徹した2位集団からレースを制したのは、下馬評の外にいた中村匠吾でした。続いて有力候補の一人に挙げられていた服部勇馬。この二人が代表内定となりました。
日本記録保持者の大迫は3位で、3枠目の候補に留まりました。この冬に行われるレースで日本記録更新する人がいなければ大迫が代表で、更新されたらその人が代表となります。つまり、日本歴代記録1位と2位のどちらか1人しかオリンピックに出られない事になります。

女子はMGC出場権獲得第1号となった前田穂南が25キロ過ぎから独走状態となりそのまま1位でフィニッシュしました。2位に鈴木亜由子。
3位が小原怜でしたたが、鈴木との差がわずか4秒でした。小原はリオ五輪も1秒差で逃しています。今回は3枠目の候補で有利な立場でありますが、すっきりと今日決めてしまいたかったでしょう。
前田と小原は共に天満屋所属です。リオで途切れてしまいましたが、その前は4大会連続で代表を送り込んでいます。五輪代表選考会に強さを発揮してきましたが今回もそれを見せました。

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この記事を書いた人

スポーツを観るのが好き
杜の都に棲息中
ベガサポでイーグルスファンで羽生結弦推し

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