春夏通じて初の甲子園である柴田高校は、同じく初出場の京都国際に惜敗しました。
初回に2点を先制し、その後ランナーを出しながらも良く抑えていました。
しかし7回に3点取られて逆されましたが、その裏にすぐ追いつきました。
9回で決着がつかず、延長10回に2点勝ち越されてしまいましたが、その裏に1点を返し、2、3塁とサヨナラのチャンスも作りました。しかし後1本が出ませんでした。
元々柴田高校はエースの谷木くんが1人で投げ勝ってきたチームです。
球数が増えて球威が落ちてきた延長で失点してしまう可能性が高いのは分かっていました。
10回に谷木くんに打席が回りましたが、代打を送りました。150球を超えていましたし、限界だったのでしょう。ここで追いつけたとしても負ける可能性は高かったと思います。
だからこそ9回裏のノーアウトのランナーを何としても返したかったです。
ここでサヨナラ勝ちが出来なかった時点で、柴田の命運はほぼ尽きていたような気がします。
それでも最後まで諦めない10回の反撃は見事でした。
初勝利こそ挙げることは出来ませんでしたが、胸を張って帰ってきてもらいたいです。
21世紀枠で出場した八戸西も敗退済みですので、東北勢は残り1校となってしまいました。
仙台育英に白河越えの夢が託されることとなりました。