やっぱり青学は強かったです。
青学の復路は4人が箱根未経験、1人が去年ブレーキというメンバー構成でした。この5人がそれぞれきっちりと役割を果たしました。区間賞を取ったのは1人だけです。しかし他の4人も区間5位以内と大崩れすることなく走りました。
結果1度も首位を譲ることなく大会新記録を大幅に更新して優勝しました。
2位は東海。一時は2分まで差を詰めましたが、逆に差をつけられることもありました。最後に踏ん張って、復路記録を更新しての復路優勝をもぎ取りましたが、それが精一杯でした。
そして3位争いもシード権争いも9区が終わった時点で大勢が決まったように思えたのですが、10区にドラマが待っていました。
中継車のいないところでいつの間にか5位に順位を落としていた國學院と6位の帝京が前で併走していた明治と東京国際に追いつき、四つ巴になりました。この争いはゴールの1キロ以上手前でスパートをした國學院が制しました。
そして10位と1分ほどの差の11位で襷を受け取った創価が区間新を出す力走で9位まで順位を上げ、初のシード権を獲得しました。
本当に勝負は最後まで分からないです。
予選会からシード権を取ったのは、東京国際、明治、早稲田、創価です。逆に失ったのが、法政、順天堂、拓殖、中央学院でした。入れ替わり数としては多い方です。
そして復路も8、9区以外で区間新が出ました。しかも6区、10区は複数の更新者が出ています。本当に全体のレベルが高かったです。それだけにちょっとしたミスが大きな差になってしまいました。
ミスをしない選手を10人並べることが出来た青学は、本当に強かったです。